サワッディーカァー
昨日は久々に邦画を観てきた。タイは水曜が安いから水曜を狙って。
値段は映画館にもよるけど私が行ったエカマイのメジャーシネプレックスは120バーツ!(約480円)日本では大人1人&通常日やと1,800円やったか?するのでタイはだいぶ安く映画が見れるのも魅力の一つ。
たまたま友達と合うスケジュールと合ったので一緒にお茶した後見ることに♪
あっ、これから観る予定の人はここから先はネタバレ注意です。
「怪物」ってタイトル。
映画が始まってからは「一体誰(何)が怪物なんやろ?」と頭で考察しながら見てて、最初の流れから子どもが虐められてるかも?と悟った母親が学校側に詰め寄るいわゆるモンスターペアレントになる話かと思った。
けどストーリーは母親、教師(学校側)、子どもたちとそれぞれの立場、視点から順に繰り返され、徐々に真実が明らかになってく流れ。
見終えた後の感想は、母親から見たらこの教師(永山瑛太)や学校がモンスターに見えてるけど、教師や学校側からみれば母親がモンスターに見えてる。
いじめをしてる子どももある意味モンスターやし、虐められてる子自身とその虐められてる子が気になってる男の子(母親の子ども)は自分自身をモンスターと思ってる。
つまり「見る人によっては誰もがモンスターになり得る」ってことを伝えたかった映画なんやなと私は受け取った。
ちょうど身近で母親が保護者と担任含めたグループラインに園で我が子に起きたこと、園に対する怒りを感情的をぶちまけるという出来事があった直後やったから映画の内容と重なり感慨深かった。
母親は我が子を心配するあまりモンスターになってしまう。
学校側は過剰な親の反応にその親がモンスターに見えてるかも知れない。
私個人的にはこの母親に対して思うことはある(ここでは控える)けど、自分に見えてることや起きた出来事だけでは決めつけられへん真実があるかも知れへんよなと。
人によって考え方や許せないと思う言動や基準も違うから、そこも一線を超えるか超えないかなの違いなんやろうしね。
お互いを知る、理解するには相手と話し合うこと、隠さずに伝えることが大事なんやと思うけど、まぁ色んな感情が絡み合うからそれも難しいとこあるよなーってのが現実。
労力も必要やしね。
疲れる、面倒なことはなるべく避けたいって思うのが人間の心理でもあると思うし。
うん、とにかく「万引き家族」に引き続き色々考えさせられる作品でした!
見れて良かった。
ウド子